1992年当時、8歳から18歳くらいのコミック好きのオタクだった人なら、ジム・リーのX-MENトレーディングカードの山を部屋のどこかに隠していた可能性が高いでしょう。それらを見逃した人、あるいは80年代や90年代のトレーディングカードブームそのものを見逃した人にとって、これらのカードがどれほど人気があったかは、正直言って言葉では言い表せないほどです。しかし、その人気ぶりは明らかで、『The Uncanny X-Men Trading Cards: The Complete Series』というタイトルのハードカバー本にまとめられるほどでした。

カードが最高だったのは、リーの絵柄(彼はX-MENのメインコミックも担当しており、当時間違いなく最も人気のあるアーティストだった)だけでなく、コミックでは説明できない広範かつ分かりやすい形でチームやキャラクターの詳細を記した、いわばX百科事典のような役割を果たしていたからだ。さらに、カードの裏面には、個々のキャラクター、チーム、そしてXの歴史における重要な瞬間の経歴、歴史、統計、そして様々なトリビアが掲載されていた。さらに、デンジャールームで戦うX-MENのシーンを再現できる9枚のモザイクカードや、レアなホログラムカードもあった。当時私はX-MENのファンでもなかったのに、これらのカードを何百万枚も買った。
本書には、全105枚のカードの表裏に加え、「リーによるオリジナルアートとデジタルリマスター版の厳選スキャン」が収録される。また、カードには注釈が付けられ、「ライター兼セットエディターのボブ・ブディアンスキーが、これらの象徴的なトレーディングカードの組み立て、デザイン、制作に携わったマーベルのスタッフに行ったインタビュー」も収録されると、本書の公式説明には記されている。
『アンキャニィ X-メン トレーディングカード:コンプリートシリーズ』は7月5日発売予定で、こちらからご予約いただけます。もし好評を博せば(そしてきっとそうなるでしょう)、90年代のマーベル・トレーディングカードも、同様の扱いを受ける可能性は大いにあります…
[Nerdist経由]
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